【相談】婚活サイトでいいねは100個以上あるのに、実際に会えません

「33歳、婚活サイトを始めて半年です。プロフィールにはそれなりに自信があって、いいねもたくさんもらえます。多いときは週に20件以上。でも、マッチングした後のメッセージが続かなくて、実際に会えたのは3人だけ。しかもその3人とも2回目のデートにはつながりませんでした」

「私のプロフィール写真がいけないんでしょうか?それとも、メッセージの内容が面白くない?年齢的にも焦っているのに、いいねだけ増えて前に進めない状況にイライラしています。このままでは結婚できる気がしません」

この悩み、実は婚活サイトやマッチングアプリを使う多くの女性が抱えている問題です。いいねがもらえること自体は嬉しいはず。なのに、そこから先に進めない。この「いいねの罠」にはまってしまう女性が急増しています。

今回は、なぜいいねだけが増えて実際に会えないのか、その心理的メカニズムから、具体的な改善策、そして実際の体験談まで、包み隠さずズバリお答えしていきます。

婚活サイトの「いいね」が持つ本当の意味

まず理解しておくべきは、婚活サイトやマッチングアプリにおける「いいね」の心理学的な意味です。リアルな出会いと違い、オンラインでの「いいね」は想像以上に軽い行動なのです。

男性にとっての「いいね」の軽さ

残酷な事実をお伝えしますが、多くの男性にとって「いいね」は、ほぼ無意識の行動です。心理学の研究によれば、マッチングアプリを使う男性の約70パーセントが、「とりあえず気になった人全員にいいねを送る」という戦略を取っています。

なぜそんなことをするのか。それは、マッチング率を上げるためです。女性は慎重にプロフィールを見て、本当に気になる人にだけいいねを送る傾向があります。一方、男性は「数打ちゃ当たる」戦略で、まずマッチングしてから選別するというスタンスなのです。

つまり、あなたが受け取った100個のいいねの中で、本当にあなたに興味を持っている人は、おそらく20人程度。残りの80人は、プロフィール写真をパッと見て、深く考えずにいいねを送っただけの可能性が高いのです。

マッチング後に起こる「選別フェーズ」

マッチングが成立した後、男性は初めてあなたのプロフィールを詳しく読みます。そして、ここで選別が始まるのです。

「あれ、年収の欄が思ったより高い。自分じゃ釣り合わないかも」「趣味が全然合わないな」「求める結婚像が重すぎる」こうした理由で、マッチングした段階で興味を失う男性が続出します。

これは心理学でいう「コミットメント回避」という現象です。選択肢が多すぎると、人は決断を先延ばしにしたり、完璧な相手を求めすぎたりする傾向があります。婚活サイトはまさにこの環境を作り出しているのです。

女性側のプロフィールに潜む問題

ここで、厳しいことを言います。いいねはもらえるのに会えないという状況は、あなたのプロフィールに何らかの問題がある可能性が高いのです。

写真は魅力的だから、男性はとりあえずいいねを送ります。でも、プロフィールの文章を読んだ瞬間に「ないな」と判断されている。あるいは、メッセージのやり取りで「会いたくない」と思われている。この現実を受け入れることが、改善への第一歩です。

婚活アドバイザーとして多くの女性を見てきましたが、プロフィールで男性を遠ざけてしまう典型的なパターンがいくつかあります。「理想の条件が細かすぎる」「ネガティブな表現が多い」「結婚への焦りが前面に出ている」「自分のことしか書いていない」などです。

年代別に見る婚活サイトでの立ち位置と戦略

婚活サイトでの成功確率は、あなたの年齢によって大きく変わります。それぞれの年代が抱える課題と、取るべき戦略を見ていきましょう。

20代後半:まだ優位な立場を活かせていない

20代後半の女性は、婚活市場では最も有利な立場にいます。男性からのいいねも多く、選択肢も豊富。でも、だからこそ「選びすぎて決められない」という問題が発生します。

この年代で「いいねだけ増えて会えない」という状況にいるなら、それは選り好みしすぎている可能性が高いです。「年収は最低600万円以上」「身長は175センチ以上」「イケメンじゃないと嫌」こんな条件で絞り込んでいませんか。

心理学の研究では、選択肢が多いほど、人は決断を先延ばしにすることが分かっています。これを「選択のパラドックス」と呼びます。20代後半の女性は、この罠にはまりやすいのです。

この年代に必要なのは、「完璧な相手を探す」のではなく、「一緒に成長できる相手を見つける」という視点の転換です。条件ではなく、価値観や人柄で相手を選ぶこと。そして、マッチングしたら積極的に会ってみること。実際に会わなければ、本当の相性は分かりません。

30代前半:競争が激化する中での戦い方

30代前半になると、婚活市場での競争が一気に激しくなります。男性は「できれば20代の女性と」という意識を持つ人が多く、30代の女性は少し不利な立場に立たされます。

相談者の33歳という年齢は、まさにこの激戦区。いいねはもらえても、「他にもっと若い人がいるから」という理由で選ばれないことが増えてきます。これは差別ではなく、婚活市場の現実です。

ただし、ここで諦める必要はありません。30代前半の女性には、20代にはない強みがあります。それは「経済的な自立」「精神的な成熟」「会話の深さ」です。これらの魅力を、プロフィールとメッセージで効果的にアピールすることが重要です。

また、この年代では「年齢にこだわらない男性」を見極めることも大切。プロフィールで希望年齢を「30歳以上」と設定している男性、あるいは自分も30代後半以上の男性は、あなたの年齢を気にしない可能性が高いです。そうした相手を中心にアプローチすることで、マッチング後の会える確率が上がります。

30代後半〜40代:戦略的なアプローチが必須

30代後半以降になると、正直、婚活サイトでの戦いは厳しくなります。いいねの数も減り、マッチング率も下がります。でも、だからこそ「質」にこだわる戦略が重要になるのです。

この年代の女性に必要なのは、「結婚」だけにこだわらない柔軟性です。もちろん、結婚を目標にするのは悪いことではありません。でも、「パートナーシップ」「人生を共に楽しむ相手」という視点で相手を探すと、選択肢が広がります。

また、この年代では「再婚」を視野に入れることも重要です。バツイチの男性、あるいは子持ちの男性は、婚活市場で敬遠されがち。でも、人生経験が豊富で、誠実な人も多いのです。条件を広げることで、本当に相性の良い相手と出会えるチャンスが増えます。

そして、この年代で最も大切なのは、「婚活サイトだけに頼らない」こと。リアルな婚活パーティー、結婚相談所、趣味のコミュニティなど、複数のチャンネルを並行して活用することで、出会いの確率を上げることができます。

実践的Q&A:いいねから実際に会うまでの攻略法

ここからは、よくある質問に答えながら、具体的な改善方法を解説していきます。

Q1:プロフィール写真は盛ったほうがいい?それとも実物に近いほうがいい?

A:これは婚活サイトを使う女性が最も悩むポイントです。結論から言うと、「適度に盛る」のが正解です。

まったく加工しない素の写真だと、いいねがもらえません。でも、過度に盛った写真は、実際に会ったときのギャップが大きすぎて、二回目のデートにつながりません。これが「いいねは来るのに会えない」の典型的なパターンです。

おすすめは、「明るい自然光の下で撮影した、ナチュラルメイクの写真」です。美肌加工は軽く、輪郭の修正は最小限に。「実物の80パーセントから90パーセント」くらいの仕上がりを目指しましょう。

また、写真は複数枚載せることが重要です。顔写真だけでなく、全身写真、趣味を楽しんでいる写真など、あなたの人となりが伝わる写真を選びましょう。これにより、「写真詐欺」を疑われるリスクが減ります。

Q2:マッチング後のメッセージ、何を話せばいい?

A:これも多くの女性が悩むポイントです。メッセージが続かない理由は、「当たり障りのない会話」しかしていないからです。

「はじめまして」「よろしくお願いします」「お仕事は何をされているんですか?」こうした定型的なやり取りだけでは、相手の印象に残りません。婚活サイトでは、同時に複数の相手とメッセージしている人がほとんど。あなたとの会話が面白くなければ、すぐに他の人に流れてしまいます。

効果的なのは、「相手のプロフィールから具体的な話題を引き出す」こと。たとえば、相手の趣味が「映画鑑賞」なら、「最近観た映画で面白かったものありますか?私は〇〇が印象的でした」と、具体的に話を広げます。

また、質問だけでなく、自分の情報も開示することが大切。心理学でいう「自己開示の相互性」という法則があり、あなたが自分のことを話すことで、相手も心を開きやすくなります。

Q3:メッセージが続いても、会う約束にならない。どうすれば?

A:これは、あなたが「待ち」の姿勢になっているからです。多くの女性は「男性から誘われるのを待つ」という受け身の態度を取りがちですが、婚活サイトではこれは逆効果です。

なぜなら、男性側も「誘って断られたらどうしよう」「まだ早いかな」と悩んでいるから。特に、真面目で慎重な男性ほど、誘うタイミングを測りかねています。

そこで、あなたから「実際にお会いしませんか?」と提案することをおすすめします。「週末、もしお時間あれば、カフェでお茶でもいかがですか?」と、軽く、でもはっきりと伝えましょう。

この提案をするタイミングは、メッセージのやり取りが5〜10往復したあたり。あまり早すぎると警戒されますが、遅すぎるとダラダラした関係になってしまいます。適切なタイミングで、勇気を出して誘う。これが、会える確率を劇的に上げる方法です。

Q4:初デートで気をつけることは?

A:初デートは、写真とのギャップを最小限にすることが最優先です。そして、「また会いたい」と思わせる会話術が重要になります。

まず、服装やメイクはプロフィール写真の雰囲気に合わせましょう。写真では清楚系なのに、実際は派手な服装だと、相手は戸惑います。一貫性を保つことが、信頼感につながります。

会話では、「聞き上手」になることを意識しましょう。男性は、自分の話を興味深く聞いてくれる女性に好意を持ちます。ただし、ただ聞くだけではなく、適度に自分の意見や経験も話すこと。バランスが大切です。

そして、絶対に避けるべきは「元カレの話」「結婚の条件の話」「年収の話」です。初デートでこれらの話題を出すと、相手は引いてしまいます。まずは、お互いの趣味や価値観を知ることに集中しましょう。

Q5:何人くらいと同時進行するのが理想?

A:婚活サイトでは、複数の相手と同時進行するのが一般的です。理想的な人数は、3人から5人程度です。

1人だけに絞ると、その人がダメだったときのダメージが大きすぎます。逆に、10人以上と同時進行すると、メッセージの管理が追いつかず、誰と何を話したか分からなくなります。

3人から5人であれば、それぞれとしっかり向き合いながら、リスク分散もできます。そして、実際に会ってみて、一番相性が良いと感じた人に絞り込んでいく。これが効率的な婚活の進め方です。

ただし、真剣交際に発展した段階では、他の人とのやり取りはすぐに終わらせましょう。誠実さは、長期的な関係を築く上で最も重要な要素です。

【体験談1】いいねだけの日々から脱出できた私の方法

ここで、実際に「いいねだけが増えて会えない」状況から抜け出した女性の体験談を紹介します。

「私は31歳のとき、婚活サイトに登録しました。プロフィール写真はかなり盛って、自分史上最高の一枚を載せました。すると、いいねがたくさん来たんです。1ヶ月で150件以上。『私、モテるかも』と勘違いしていました。

でも、マッチングした後のメッセージが全然続かない。続いても、実際に会う約束にならない。たまに会えても、『写真と違う』という顔をされて、連絡が途絶える。この繰り返しで、半年間で実際に会えたのは5人だけでした。

さすがにこれはおかしいと思い、婚活アドバイザーに相談しました。そこで言われたのが『あなたのプロフィール写真、盛りすぎです』という厳しい指摘。そして、『プロフィール文章も、条件ばかりで人柄が見えません』と。

正直、ショックでした。でも、アドバイザーの言う通り、プロフィールを全面的に見直すことにしました。写真は実物に近いものに変更。加工も最小限に。そして、プロフィール文章も『理想の相手』ではなく『私自身の魅力』を伝える内容に書き換えました。

すると、いいねの数は半分くらいに減りました。でも、マッチング後のメッセージは明らかに質が上がったんです。真剣に私に興味を持ってくれている人が増えて、会話も弾むようになりました。

そして、自分から積極的に『お会いしませんか?』と提案するようにしました。今までは男性から誘われるのを待っていましたが、待っていても何も進まない。勇気を出して誘うようにしたら、デートの回数が一気に増えました。

プロフィールを変えてから3ヶ月後、今の夫と出会いました。初デートのとき、彼は『写真より実物のほうがいいですね』と言ってくれて、すごく嬉しかったです。その後、順調に交際が進み、半年後にプロポーズされました。

今思えば、いいねの数にこだわっていた自分が恥ずかしいです。大切なのは量じゃなくて質。本当にあなたに興味を持ってくれる人と出会うことが、婚活成功への近道だと実感しました」(34歳・元会社員、現在専業主婦)

この体験談から学ぶべきポイント

この女性の成功要因は、大きく3つあります。

まず、プロフィール写真を実物に近づけたこと。これにより、実際に会ったときのギャップがなくなり、二回目のデートにつながりやすくなりました。いいねの数は減りましたが、質の高いマッチングが増えたのです。

次に、プロフィール文章を「条件」から「自分の魅力」に変えたこと。男性は、条件を並べる女性よりも、人柄や価値観が伝わる女性に惹かれます。自己開示を増やすことで、共感してくれる相手が増えたのです。

そして最も重要なのが、自分から積極的にデートに誘ったこと。受け身の姿勢を捨てて、主体的に動くことで、会える確率が劇的に上がりました。現代の婚活では、女性からの積極的なアプローチが成功の鍵なのです。

【体験談2】40代でも婚活サイトで結婚できた理由

次に、40代で婚活サイトを通じて結婚に至った女性の体験談を紹介します。

「私が婚活サイトに登録したのは42歳のときでした。正直、この年齢で結婚できるとは思っていませんでした。でも、一人で老後を迎えるのが怖くて、ダメ元で始めました。

予想通り、いいねはほとんど来ませんでした。1週間で5件あればいいほう。20代や30代の女性と比べたら、圧倒的に不利な立場です。でも、逆に考えれば、私にいいねをくれる人は、本当に私に興味を持ってくれている人だけ、ということです。

私が意識したのは、『年齢を武器にする』ことでした。40代には40代の魅力があります。人生経験、経済的自立、精神的な余裕。これらをプロフィールでアピールしました。『家事は得意です』『料理が趣味です』といった、若い女性にはない実用的な魅力も強調しました。

また、相手の年齢層も広げました。同世代だけでなく、50代、さらには60代前半の男性も視野に入れました。特に、バツイチで子育てが一段落した男性は、落ち着いていて誠実な人が多く、話も合いやすかったです。

マッチング後は、すぐに会うことを提案しました。『お互い時間は限られていますから、早めにお会いして相性を確かめませんか?』と。この直球アプローチが、意外と好評でした。

そして、3ヶ月後に出会ったのが今の夫です。彼は56歳のバツイチで、子供は独立済み。穏やかで優しくて、一緒にいて心地よい人でした。初デートで『年齢なんて関係ないですね。あなたといると楽しいです』と言われて、この人だと確信しました。

交際半年で入籍し、今は二人で旅行を楽しんだり、趣味を共有したり、充実した日々を送っています。結婚がゴールじゃない。人生を共に楽しむパートナーを見つけることが大切だと、40代になって気づきました」(43歳・会社員)

40代婚活の成功ポイント

この女性の戦略は、非常に現実的で効果的です。

まず、「年齢を言い訳にしない」姿勢。40代だからこそ持っている魅力を前面に出すことで、同世代以上の男性から高評価を得ました。若さで勝負するのではなく、成熟した大人の魅力で勝負したのです。

次に、相手の年齢層を広げたこと。同世代や年下にこだわると、40代女性の選択肢は極端に狭くなります。しかし、年上の男性まで視野に入れることで、質の高い出会いが増えたのです。

そして、「時間を無駄にしない」という姿勢。だらだらとメッセージを続けるのではなく、早めに会って相性を確かめる。この効率的なアプローチが、短期間での結婚につながりました。

プロフィール改善の具体的テクニック

ここからは、「いいねから会えるプロフィール」を作るための具体的なテクニックを解説します。今すぐ実践できる内容ばかりです。

プロフィール写真の選び方

婚活サイトで最も重要なのが、プロフィール写真です。これを間違えると、どんなに中身が良くても会えません。

メイン写真は、「自然な笑顔」「明るい背景」「清潔感のある服装」が三大要素です。歯を見せた笑顔は親しみやすさを演出し、白やパステルカラーの服は優しい印象を与えます。背景は、カフェや公園など、日常的でありながらおしゃれな場所が理想的です。

サブ写真には、全身写真を必ず入れましょう。顔写真だけだと、「体型を隠している」と疑われます。また、趣味を楽しんでいる写真、ペットと一緒の写真など、あなたの人となりが伝わる写真を3〜5枚載せることで、プロフィールに深みが出ます。

絶対に避けるべきは、「過度な加工」「プリクラ」「集合写真」「暗い写真」「自撮り感が強い写真」です。これらは、婚活において致命的なマイナスポイントになります。

プロフィール文章の書き方

プロフィール文章は、あなたの人柄を伝える重要なツールです。しかし、多くの女性が「条件の羅列」になってしまい、魅力が伝わっていません。

効果的なプロフィール文章の構成は、以下の通りです。

冒頭で簡単な自己紹介をします。「はじめまして。都内で営業職をしている〇〇です」というシンプルな一文で十分です。

次に、あなたの趣味や興味を具体的に書きます。「映画鑑賞が好きです」だけでは弱い。「休日はよく映画館に行きます。最近観た『〇〇』は感動して泣いてしまいました」と、具体的に書くことで、共通の話題を持つ男性が反応しやすくなります。

そして、あなたの価値観や人柄が伝わるエピソードを入れます。「友人からは『一緒にいると落ち着く』とよく言われます」「家族を大切にする人が好きです」など、あなたらしさを表現しましょう。

最後に、理想の関係性を書きます。ここで注意したいのは、「年収〇〇万円以上」「身長〇〇センチ以上」といった条件を書かないこと。代わりに、「お互いを尊重し合える関係を築きたいです」「一緒に笑い合える時間を大切にできる方と出会いたいです」というように、関係性の質を重視した表現にします。

自己紹介欄で避けるべきNGワード

プロフィール文章には、絶対に書いてはいけないNGワードがあります。これらは、男性を一瞬で遠ざけてしまう危険な言葉です。

「本気の人だけ」「遊び目的お断り」「冷やかし禁止」こうした警戒心丸出しの表現は、真面目な男性も萎縮させてしまいます。慎重になる気持ちは分かりますが、攻撃的な印象を与えてしまいます。

「早く結婚したい」「子供が欲しい」「親を安心させたい」こうした焦りが見える表現も要注意。男性は、「結婚」というゴールだけを見ている女性に対して、プレッシャーを感じます。

「普通の人でいい」「普通の幸せが欲しい」この「普通」という言葉も実はNG。なぜなら、普通の定義は人それぞれで、男性からすると「私は普通じゃないと言われている?」と不安になるからです。

「前の彼氏は〇〇だった」過去の恋愛に触れる表現も避けましょう。婚活は未来を見る場所。過去にこだわっている印象を与えてしまいます。

メッセージテクニックで会える確率を上げる

マッチング後のメッセージは、実際に会えるかどうかの分岐点です。ここで差がつきます。

最初のメッセージで心を掴む

マッチング成立後、最初に送るメッセージは非常に重要です。多くの女性は「マッチングありがとうございます」だけで終わってしまいますが、これでは印象に残りません。

効果的な最初のメッセージは、相手のプロフィールに触れることです。「〇〇さんのプロフィールを拝見して、趣味が似ていて驚きました。私も登山が好きです」というように、具体的な共通点を見つけて伝えましょう。

また、質問を入れることも効果的です。「最近行った山でおすすめはありますか?」と聞かれたら、男性は答えやすく、会話が続きます。

会話を盛り上げる話題の選び方

メッセージが続くかどうかは、話題選びにかかっています。婚活サイトで盛り上がりやすい話題は、「趣味」「食べ物」「旅行」「週末の過ごし方」などです。

逆に、初期段階で避けるべき話題は、「仕事の愚痴」「恋愛経験」「結婚観」「家族の話」です。これらは、もう少し関係が深まってから話すべき内容。最初から重い話題を出すと、相手は引いてしまいます。

心理学では「漸進的自己開示」という概念があります。これは、徐々に深い話題に移行することで、信頼関係が構築されるという理論です。最初は軽い話題から始めて、段階的に深い話に移っていくことが、長続きする関係を築くコツなのです。

デートに誘うベストタイミング

メッセージのやり取りがある程度続いたら、いよいよデートに誘うタイミングです。ここで躊躇すると、関係がだらだらと続いて、結局会えないまま終わってしまいます。

理想的なタイミングは、5〜10往復のメッセージ交換の後です。あまり早すぎると「軽い人」と思われ、遅すぎると「メル友で終わり」になります。

誘い方は、軽く、でもはっきりと。「メッセージも楽しいですが、実際にお会いして話したいです。来週末、お時間ありますか?」というストレートな提案が効果的です。

もし相手が乗り気でない様子なら、無理に押し付けないこと。「また機会があれば」と軽く流して、他の相手にシフトするのも戦略です。すべての出会いが実を結ぶわけではありません。見切りをつけることも、効率的な婚活には必要なスキルです。

初デート成功の秘訣

念願の初デートにこぎつけたら、次は「二回目のデートにつなげる」ことが目標です。ここでの振る舞いが、今後の関係を決定づけます。

場所選びの重要性

初デートの場所選びは、成功の半分を占めると言っても過言ではありません。おすすめは、「カフェ」「ランチ」「美術館」など、明るい時間帯で、会話がしやすい場所です。

夜のディナーは、初デートには重すぎます。また、映画館は会話ができないのでNG。テーマパークも、長時間一緒にいる必要があり、ハードルが高すぎます。

理想的なのは、1〜2時間程度で切り上げられる場所。お互いに「もうちょっと話したかったな」と思うくらいで終わることで、「また会いたい」という気持ちが高まります。心理学でいう「ツァイガルニク効果」です。

会話で意識すべきこと

初デートでの会話は、「聞く7割、話す3割」が理想的なバランスです。男性は、自分の話を興味深く聞いてくれる女性に好意を抱きます。

ただし、ただ聞くだけではなく、適切なタイミングで共感や質問を挟むことが重要です。「それ、すごいですね」「その後どうなったんですか?」といったリアクションで、会話を盛り上げましょう。

また、自分のことも適度に話すこと。一方的に聞くだけだと、「興味ないのかな」と思われてしまいます。自己開示と傾聴のバランスが、良い関係を築く鍵です。

二回目のデートにつなげるクロージング

初デートの終わり際が、最も重要な瞬間です。ここで、「また会いたい」という気持ちをしっかり伝えましょう。

「今日はとても楽しかったです。また〇〇さんとお話したいです」とストレートに伝えることで、相手も安心します。そして、可能であれば、その場で次回の予定を決めてしまうのがベストです。

「来週末、また時間ありますか?」と聞いて、相手が乗り気なら、具体的な日程まで決めましょう。鉄は熱いうちに打て、です。

まとめ:いいねの数より質を重視する婚活へ

ここまで、婚活サイトで「いいねだけが増えて実際会えない」という悩みについて、心理学的な背景、年代別の戦略、具体的な改善方法、そして体験談を交えながら解説してきました。

最も重要なポイントは、「いいねの数にこだわらない」ことです。100個のいいねがあっても、実際に会えなければ意味がありません。本当に大切なのは、あなたに真剣に興味を持ってくれる人と出会い、実際に会って、関係を深めていくことです。

そのためには、プロフィールを見直すこと。写真は実物に近く、文章は人柄が伝わる内容に。条件の羅列ではなく、あなたの魅力を表現することが重要です。

メッセージでは、受け身にならず、自分から積極的にアプローチすること。デートに誘うのを躊躇せず、「会いたい」という気持ちをストレートに伝えましょう。

そして、年齢を言い訳にしないこと。20代には20代の、30代には30代の、40代には40代の魅力があります。自分の強みを理解し、それを活かす戦略を立てることが、婚活成功への道です。

婚活サイトは、あくまでツールです。そこで出会うのは、リアルな人間。画面の向こうには、あなたと同じように悩み、期待し、不安を抱えている人がいます。その人たちと、誠実に向き合うこと。これが、最も大切な姿勢です。

いいねの数に一喜一憂するのではなく、一人一人との出会いを大切にする。そして、自分らしさを失わずに、相手を尊重する。この基本を忘れなければ、必ず良い出会いが訪れます。

焦る気持ちは分かります。特に30代以降は、時間的なプレッシャーも感じるでしょう。でも、焦りは判断を誤らせます。冷静に、戦略的に、そして自分を信じて、婚活を続けてください。

あなたにふさわしい相手は、必ずいます。その人と出会うために、今日から実践できることを始めましょう。プロフィールの見直し、メッセージの改善、そして自分から動く勇気。これらを実行すれば、「いいねだけが増えて会えない」という状況から、必ず抜け出せます。

婚活は、自分自身と向き合う旅でもあります。どんな相手と人生を共にしたいのか、自分はどんな人間なのか、何を大切にしたいのか。これらを明確にすることで、本当に相性の良い相手が見えてきます。

最後に、一つだけ覚えておいてください。結婚はゴールではなく、スタートです。婚活サイトは、そのスタートラインに立つための手段に過ぎません。本当に大切なのは、出会った後、どう関係を育てていくか。その視点を忘れずに、前向きに婚活を楽しんでください。

あなたの婚活が、素敵な出会いにつながることを心から願っています。頑張ってください。応援しています。